一次救命処置(BLS:basic life support)は突然の心停止後の救命の基礎となります。 このコースでは医療用BLSアルゴリズムに基づいて、全年齢層の傷病者に対する質の高いCPRとAEDを行うスキルを習得し、 救助者が一人の場合と複数の場合のいずれにおいてもスキルを実践できるように練習します。
受講対象
医療従事者以外のどなたでも受講できます(概ね中学生以上)が、医療の内容が含まれるため特に下記に該当する方におすすめします。
- 高度な心肺蘇生技術を身につけたい方
- 職業的に複数人で心肺蘇生を行なう可能性がある人(養護教諭、イベント救護スタッフ等)
公式テキスト:BLSプロバイダーマニュアル2020
AHA ECCプログラムでは、受講者1名ごとに公式テキストを1冊ご用意いただくことが受講条件として定められています。
受講料にテキスト代は含んでいませんので、医学書を扱う書店やネット書店、AHA教材国内代理店などより各自で事前にご購入お願いいたします。
- 日本語
- 書籍版・電子書籍版があります
- 当施設では書籍版をおすすめしています
- 早めに入手し、事前にご一読お願いいたします
コースの特徴
Practice while Watching(PWW)
このコースはアメリカ心臓協会(AHA)の作成したビデオを見ながら、熟練したインストラクターが丁寧に指導いたします。 この方法はAHAが、その40年以上にわたる心肺蘇生法教育の研究と経験から開発した独自の方法です。DVDを見ながら、マネキンを用いて各手技の練習を行います。各手技ごとにステップ・バイ・ステップで練習をしますので、確実に手技を習得できる優れた方法です。
コースの合格基準
実技テスト
- 成人への一人法CPR+AED
- 乳児への二人法CPRとBVM換気
筆記試験
BLSプロバイダーコースの最後に、25問4択式の筆記試験があります。84%以上(21問以上)の正解で合格となります。筆記試験は、テキストの他、参考資料の持ち込みが可能です。
認定証(eCard)
資格を証明するプロバイダーカードは、2020年1月以後、eCard と呼ばれる電子認証システムに切り替わりました。
合格後は、専用の資格証明ホームページが作られ、その画面表示で資格と有効期限が確認できます。印刷物としての資格証明が必要な方はPDFファイルをダウンロードして各自で印刷頂く形となります。
フルサイズ認定証
ウォレットサイズ
2つ折りにしてカードサイズにできます
- 追加費用はかかりません
- 有効期限は2年間
当日の健康状態について
コースは実技中心です。特に胸骨圧迫の練習は体力が必要です。以下に該当される方は事前に担当者にご相談ください。
- 腰痛、膝痛など整形外科的な疾患がある方
- 妊娠中の方
受講当日、発熱や咳などの症状がある場合は、担当者までご連絡お願いいたします。
服装について
コースは実技中心です。床に置いたマネキンを用いて、CPRの練習を行いますので、動きやすい服装でお越し願います。特に女性の方は、胸元の広く開いた服装や、スカートの着用はご遠慮ください。
料金
【AHA】BLSプロバイダー
19,800円(税込)
コースで提供される講習内容
コース内容 |
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必要なもの |
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コース時間 | 約6時間 |